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内視鏡検査について

2012.08.24

消化器疾患の診断の強い味方が内視鏡です。以前は開腹しなければ診断できなかった疾患が内視鏡検査で診断することが可能になりました。また検査だけでなく異物などの摘出にも効果を発揮します。今回は内視鏡検査についてお話しましょう。

内視鏡検査でできること
 内視鏡検査では上部消化器系として食道・胃・十二指腸・空腸近位まで、下部消化器系として直腸・結腸・盲腸・回腸遠位までが観察できます。観察により病変部を確認し、その部位の組織生検を行うことで診断を確定することが目的となります。

内視鏡検査の適応
(1)吐出、嘔吐、吐血、小腸性下痢、食欲不振、体重減少等の消化器症状を呈する疾患
(2) 原因不明の低タンパク血症(低アルブミン血症)を有する疾患
(3) 画像検査で上部消化器系に異常所見が認められる場合
(4)食道、胃における異物の摘出
(5)上部消化管内の出血部位の特定
(6)食道狭窄の拡張
(7) 胃瘻チューブの設置

食道の検査
食道内異物では、肉、果物、イモ、魚の骨、犬用ガムなどの食品だけでなく、釣り針、ぬいぐるみ、子供のおもちゃなどを経験しています。食べ物ならば胃内へ押し込み、尖ったものや異物などは内視鏡の鉗子で摘出を行います。食道狭窄はバルーンで拡張操作を行います。

 

胃の検査
胃内異物は鉗子やバスケット鉗子(図2)などで摘出を行います。胃の腫瘍、炎症性病変では組織のサンプリングを行い、病理検査を行います。(図3)胃では、異物のほか、慢性胃炎、炎症性腸疾患、肉芽腫性胃炎、好酸球胃炎、胃潰瘍、胃腺癌、胃癌、リンパ腫、平滑筋肉腫、良性ポリープ、消化管間質腫瘍などが認められることがあります。

 

小腸の検査
小腸では腫瘍性病変の確認や炎症性腸疾患の診断を行います。(図4)他の検査で異常が見つからない低アルブミン血症などでは外科手術を行わない唯一の診断方法です。小腸ではリンパ管拡張症、炎症性腸疾患(IBD)、リンパ球形質細胞性腸炎、肉芽腫性腸炎、消化管型リンパ腫、腸腺癌、寄生虫疾患などが認められることがあります。

 

 

 

大腸の検査
大腸の検査では浣腸の後、肛門側から内視鏡を挿入して盲腸まで進めていきます。。大腸の炎症性腸疾患、炎症性ポリープ、消化管型リンパ腫、潰瘍性大腸炎、腺癌、結腸捻転、腸重積などの診断を行います。

内視鏡検査では人間とは異なり全身麻酔での操作が必要となります。また、事前に絶食の処置や、大腸の検査では浣腸も必要です。処置後には逆流性食道炎や、消化管潰瘍などの防止のため粘膜保護材や制酸剤の投与を行います。内視鏡検査は消化器系疾患に対して非常に有用な検査ではありますが、麻酔侵襲やコストの点から他の検査方法では確定診断を行えない場合の最終検査の位置づけとなります。ただし、小腸の炎症性腸炎(IBD)などではほぼ唯一の診断方法となりますので慢性的な嘔吐や下痢などが続く場合はぜひ一度検査を受けられることをお勧めします。(図5)

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